こんな人におすすめの記事
- 棚の上がごちゃごちゃしてまとまらない
- どんな小物や雑貨を選べばいいか分からない
- インテリアのセンスに自信がない
SNSの写真をマネして作ってるんだけど、なんか微妙なんだよね……
ディスプレイには明確な『コツ』があるからね!
闇雲にマネてもうまくいかないよ。
棚のディスプレイはコツさえおさえれば、インテリア初心者の人でもすぐにできます。
逆にコツを知らずに適当に作っていると、なんど繰り返しても上達せず、雑貨代が積み上がっていきます。
この記事を書いた人
- 現役インテリアスタイリスト
(年間200部屋作成) - 家具家電・インテリア業界10年目
(元有名インテリアショップVMD担当) - 家具家電レンタル・サブスク専門家
(当ブログで50以上専門記事を執筆)
僕はほぼ毎日ディスプレイを作っている、現役スタイリストです。
ショップでも3年ほど売り場を作成していたので、雑貨の飾り方については熟知しています。
今回はそんな僕が長年の経験をいかして、ディスプレイのコツ7選を解説。
その他にも、棚の種類別の飾り方や、飾るとおしゃれになる雑貨も厳選して紹介します。
センスに自信がない人も、SNSの写真以上に棚をおしゃれに飾れるようになるよ!
部屋全体をおしゃれにしようと思うと、時間と勉強が必要です。
しかし、棚のディスプレイだけならこの記事の内容だけで十分。
ぜひ最後まで読んで、いつまでも眺めたくなるような理想の棚を完成させてください。
記事を読む前に!
実は家具や雑貨を手に入れる方法は購入だけではありません。
インテリアもレンタルやサブスクで借りる時代。
買うよりもコストと手間をおさえて、理想の家具を部屋に置けます。
選択肢として知らないのはもったいない!
ぜひチェックしてみてください。
棚の飾り方のコツ7選
上記7つのコツをおさえれば、誰でもおしゃれなディスプレイを作れるようになります。
1つずつ解説していくよ!
①テイスト:方向性を決める
- 方向性が決まり迷いにくい
- 雑貨えらびがスムーズ&失敗しない
- 統一感を出せる
まずはディスプレイのテイストを決めよう!
テイストを決めると完成イメージや方向性が明確になります。
つまり、雑貨などアイテム選びに軸ができて、統一感が出ます。
例えばクリスマスのディスプレイにヤシの木のオブジェは入れないですよね。
ヤシの木は極論ですが、多くの人がテイストを決めずに
- 自分の好きなもの
- その時の気分
- 最近買ったから
などの理由でアイテムを組み合わせて失敗します。
テイストを決めてイメージを固めてから、ふさわしいアイテムを選んでいきましょう。
部屋のテイストと合わせよう
テイスト自体もなんでも良いわけではありません。
部屋全体のテイストと合わせると失敗しにくい!
棚を飾るのはあくまでその部屋、空間をおしゃれにするためですよね。
部屋のテイストと違う雰囲気で飾った結果、全体的にバランスが悪くなるのであれば、ディスプレイをする意味がありません。
ファッションでも好きな服と似合う服は違うように、好きなものばかり集めても部屋と合わないなら逆効果です。
ディスプレイのテイストは部屋全体のテイストに合わせましょう。
そもそもテイストって何?特に決まっていない!という方はこちらの記事をご覧ください。
②配色:部屋全体と合わせる
- 方向性が決まり迷いにくい
- 雑貨えらびがスムーズ&失敗しない
- 統一感を出せる
飾るアイテムの配色も部屋全体と合わせよう!
ディスプレイも部屋の一部です。
部屋の配色と合わせることで空間全体に統一感が出ますし、失敗しにくくなります。
ちなみに、インテリアの配色には明確なルールがあります。
こちらの記事で詳しく解説しているので、配色に自信がない人はぜひご覧ください。
③丸・三角・四角:アイテム選びの重要ポイント
- ディスプレイにリズムが生まれる
- メリハリ・立体感が出る
- シンプルなアイテムだけでも画になる
ディスプレイの中に『丸・三角・四角』を意図的に作ろう!
例えば上の写真は特徴的なアイテムはないにも関わらず、バランスが良くおしゃれに見えますよね。
このように3つの形で構成されてるので、シンプルなアイテムだけでもおしゃれに見えています。
何も考えずに好きなものだけで飾ろうとすると、同じ様な雑貨が集まり単調なディスプレイになりがち。
意識して丸・三角・四角をとり入れましょう。
④複雑性:形や要素が複雑なアイテムを1つは入れる
- メリハリ・立体感が出る
- 空間のアクセントになる
- どんな部屋でもとり入れやすい
植物や照明など!
家具をはじめ、インテリアのアイテムは直線的なものがほとんど。
植物などのように形や色、質感が複雑なものが入ることで、空間のアクセントになりメリハリが生まれます。
照明は光り方や陰影で複雑性を加えることができます。
どんなテイスト、アイテムでも相性が良いので、積極的に使いましょう。
⑤三角構成:正面から見るだけではNG
- 立体感が出る
- 誰でもかんたんにバランスが取れる
- アイテム選びの軸になる
三角構成はディスプレイの基本中の基本!
知っている人も多いよね。
上の写真のように、全体的に三角形になるように配置するとバランスがよく見えます。
誰でもかんたんにできる、おすすめの手法の1つです。
しかし、三角構成にはあまり知られていないポイントが2つあります。
上記2つを意識して作れば、さらにおしゃれなディスプレイを作れます。
上から見ても三角構成
正面から見るだけじゃなくて、上から見ても三角形になるように配置しよう!
上の画像は正面からの三角形を意識した配置です。
悪くはないですが、上から見ても三角形になるようにすると下の画像のようになります。
横並びの三角形よりも立体感が出て、垢抜けた印象になります。
見比べてみましょう。
少しずらすだけで印象が変わる!
ちなみに、背の高いアイテムは1番奥に配置するとバランスが良くなります。
あらゆるディスプレイで応用できるので、ぜひ試してみてください。
三角形は複数作る
雑貨の数が多いときは、三角形を複数個つくりましょう。
大小さまざまざな三角形を作ろう!
上の写真は三角構成で全体のバランスをとっています。
しかし、よく見るとたくさんの三角形があります。
雑貨の数が多いと、バランスをとるのは比例して難しくなる。
全体+カタマリで小さな三角形を何個も作る意識で配置しましょう。
どれだけ雑貨が増えても、
- 上から見ても三角形
- 三角形を複数個作る
上記2つを意識して配置すればバランスをとることができます。
⑥連続性:複数ならべて繰り返す
- 簡単におしゃれにできる
- メリハリ・リズムが生まれる
- 統一感・高級感が出る
同じ雑貨をくり返し飾ることで、おしゃれな陳列になります。
よくショップのディスプレイで使われる手法!
IKEAなどに多いよ。
例えば下の写真。
小物がたくさんあるにも関わらず、バランスがとれていますよね。
これは要所で連続性をとり入れているからです。
同じ容器やグラスをかたまりで複数ならべています。
小物を1つずつならべるだけだと、単調な印象になってしまうよ。
ディスプレイの中に連続性を織り交ぜて緩急をつけましょう。
緩急=メリハリが生まれるので、統一感はありながらも見応えのあるディスプレイを作ることができます。
また統一感だけでなく、整った印象になるので高級感を出すことにもつながります。
簡単にできるコツなので、ぜひ部屋の雑貨をくり返し連続で置いてみてください。
⑦棚の位置:部屋のもっとも遠い角に置く
- 訪れた人の視界に入りやすい
- 部屋が広く見える
- 空間にメリハリが出る
棚を置くなら『入り口からもっとも遠い角』が理想です。
理由は、いちばん見てもらえる場所だから!
人はある空間に入った時、無意識に1番遠い場所に目をむけると言われています。
その空間が本当に安全な場所なのか、本能的に確認するためです。
せっかく気合を入れて飾った棚。
見てもらえたほうが嬉しいですよね。
棚の位置に迷ったら、もっとも視線が集まりやすい部屋の角に置きましょう。
部屋の角に棚を置くと広く見える
部屋の角に棚を置くと、部屋が広く見える効果もあります。
ディスプレイされた棚は目立つから、視線が部屋の奥に誘導される!
つまり視線が奥に向かうので、奥行き感が生まれます。
奥行き感が生まれると空間全体にメリハリが生まれて、雰囲気がグッとよくなります。
詳しくは下の記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
棚の飾り方のコツを種類別で解説
- オープンラック
- 壁面の飾り棚
- ガラスキャビネット
3つの種類に分けて、棚の飾り方のコツを解説します。
7つのコツ以外にあるの?
基本的には7つのコツで十分!
ただ棚の種類ごとで重視すべきポイントが違うから、かんたんに解説するね。
オープンラックの飾り方
オープンラックは特に、リズムや緩急のあるディスプレイにしましょう。
飾る面積が広いので物量が多くなりがち。
そこで重要なのはポイントの『④:連続性』と『⑥:複雑性』です。
例えば、同じような本をくり返せば連続性を出せるよね。
本だけでは単調になるので、複雑性を加えるために観葉植物を間にはさめるのもおすすめです。
連続性や複雑性を利用してリズム感のあるディスプレイを心がけましょう。
壁面棚の飾り方
壁面の飾り棚はオープンラックと違い面積が狭いですから、アイテム選びが重要です。
特に重視すべきは『①:テイスト』と『③丸・三角・四角』。
テイストを決めることで、完成イメージを明確にしよう!
テイストに加えて形を意識してアイテムを選べば、少ないアイテムでもメリハリをつけられます。
厳選したアイテムをうまく飾って、その部屋を象徴するようなディスプレイを作りましょう。
ガラスキャビネットの飾り方
収納しているものが見えるガラスキャビネットは、お気に入りを厳選して飾るのがおすすめ。
闇雲になんでも飾るのは避けよう!
お店のウィンドウディスプレイのようなイメージ。
テーマを決めて関連性のあるものを集めましょう。
例えば、
- アクセサリー
- 食器
- 趣味のグッズ
などが挙げられます。
7つのコツは意識してほしいですが、自分の本当に好きなものを綺麗にならべるだけでもOKです。
お気に入りのアイテムを部屋の主役にしてしまいましょう。
棚に飾るおすすめ雑貨群7選
- 本・雑誌
- 植栽・ドライフラワー
- フォトフレーム・アート・鏡
- 照明・キャンドル
- ディヒューザー・ポプリ
- カゴ・収納ボックス
- 北欧雑貨
飾るアイテムに迷ったら、上の7つから選ぶと失敗しにくい!
これだけあれば選ぶときに参考になりそう。
楽天やAmazonで実際に買えるアイテムから紹介していきます。
本・雑誌
本や雑誌は連続性を生みやすく、ならべるだけで画になるので重宝します。
本物でもOKですが、イミテーションのフェイクブックはデザインがおしゃれなものが多く、使いやすいです。
観葉植物・ドライフラワー
複雑性をプラスしてくれる植物はマストアイテムです。
水やりなどの世話が苦手な人はドライフラワーにしましょう。
ユーカリなどのシンプルな品種であればテイストを選ばずさしこめます。
フォトフレーム・アート・鏡
四角や丸の形を入れやすいのでおすすめです。
また、三角構成を作りたいときに高さを出せるのもメリット。
ディスプレイの主役になれるアイテム達です。
照明・キャンドル
テーブルランプが特におすすめです。
壁際なら光と影のコントラストでメリハリを作り出せます。
雑貨を置かなくても照明1つあれば完結する場合もあるほど、棚上のディスプレイに適したアイテムです。
ディヒューザー・ポプリ
スティックタイプのディヒューザーは飾りやすいです。
おしゃれなデザインの商品が多く、香りも楽しめるので玄関などには最適。
自分好みのデザインと香りのディヒューザーを見つけましょう。
カゴ・収納ボックス
細々したものを隠しつつ、ディスプレイにも使えるのでおすすめです。
ドライフラワーなどを詰めて使ってもOK。
さまざまな見せ方ができる万能アイテムです。
北欧雑貨
棚の上の飾りでダントツ人気なのが北欧雑貨。
kakko(カッコ)
アイテム選びに自信がない人は、とりあえず北欧雑貨から選んでおけば間違いありません。
まとめ:棚の飾り方のコツを覚えておしゃれなインテリアを作ろう
コツ7選!
コツを実践すればセンスがなくても上手く飾れるようになるよ!
1つ1つは誰でもできそうなくらい簡単だった。
部屋全体をおしゃれにしようと思うと、なかなか大変です。
しかし、棚のディスプレイだけなら7つのコツで十分。
ぜひ実践してもらって、いつまでも眺めたくなるような理想の棚を完成させてください。
棚の上が完成したら、部屋全体もおしゃれに仕上げよう!
このブログでは失敗しない部屋作りや、家具を月々の支払いを抑えばがらレンタルできるサブスクに関してもまとめています。
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