こんな人向けの記事です
- 広く開放的な部屋でゆったりと生活したい
- ワンルームなどの狭い部屋でも広く見せる方法が知りたい
- 簡単にできる具体的なテクニックが知りたい
広い部屋に憧れる。
でも、家具の量は減らしたくない……
家具を捨てなくても簡単にできるよ!
部屋はちょっとしたコツで広く見えます。
逆に言うと、方法を知らずに適当に部屋を作っても広くは見えません。
この記事を書いた人
- 現役インテリアスタイリスト
(年間200部屋作成) - 家具家電・インテリア業界10年目
(元有名インテリアショップVMD担当) - 家具家電レンタル・サブスク専門家
(当ブログで50以上専門記事を執筆)
僕は年間200部屋以上作る、現役のインテリアスタイリストです。
今回はそんな僕が本当に使える【部屋を広く見せる5つの方法】を厳選してお伝えします。
方法だけでなく、部屋を広く見せるのにおすすめの家具や雑貨も紹介。
この記事を読めば、インテリアのセンスや知識がなくても、開放的な空間を作ることができます。
20枚以上の写真や画像と使って、分かりやすく解説していくよ!
広く見える部屋は、ただ広い部屋とは違います。
広く見せる工夫をすることで、効率よく生活できるストレスの少ない空間になります。
ぜひ最後まで読んでいただき、開放的な部屋でリラックスした毎日を送りましょう。
記事を読む前に!
実は家具を手に入れる方法は購入だけではありません。
家具もレンタルやサブスクで借りる時代。
買うよりもコストと手間をおさえて、理想の家具を部屋に置けます。
選択肢として知らないのはもったいない!
ぜひチェックしてみてください。
部屋を広く見せる方法とは?
部屋を広く見せるには様々な方法があります。
狭く感じない部屋に共通して言えることは
- 圧迫感がない
- ごちゃごちゃしていない
この2点です。
圧迫感をなくすことが全て
部屋を広く見せる=圧迫感をなくす
と言い換えることができます。
圧迫感をなくすだけ!
と考えよう。
例えば、前を走っている車が大きいトラックだと、圧迫感を感じて視界が狭くなったように感じますよね。
圧迫感をひたすら排除していけば、自然と部屋は広く見えます。
そもそもゴチャついた部屋はNG
ごちゃごちゃした整っていない部屋を広く見せるのは困難です。
単純に物が多いとか、片付いていないといった話ではありません。
- テイストが定まっていない
- 統一感がない
- 配色がバラバラ
こんな部屋はごちゃついて見えます。
心当たりがある人は、インテリアの基礎知識を簡単に学んでみよう!
このブログでも解説しています。
部屋を広く見せる方法5選
部屋を広く見せる方法を、具体的に解説していきます。
1つずつ詳しく解説していきます。
①部屋の真ん中に物を置かない
極力、部屋の真ん中には物を置かないようにしましょう。
窓に向かって「抜け」を作ることで、視界がひらけて部屋が広く見えます。
部屋の中央に棚がある写真は圧迫感を感じるよね。
さえぎられてる感じがする。
つまり、家具はなるべく壁際に配置しましょう。
よく間仕切りのように棚を置いている部屋を見ますが、圧迫感を感じるのでおすすめしません。
意識的に部屋の中央をあけることで、抜け感が生まれて部屋が広く見えます。
②遠近法で家具の高さを調整
遠近法を利用すれば部屋を広く見せることができます。
具体的には、部屋の奥に行くにつれて背の低い家具を配置します。
絵を描くときとかに使う手法だよね。
立体感や奥行き感が生まれて、空間が広く見える。
【NG】奥に背の高い家具の例
【OK】奥に背の低い家具の例
ワンルームなど狭い部屋ほど有効な手法。
例外として、線が細く圧迫感を感じにくい家具や雑貨は奥に置いても大丈夫です。
背の高いフロアランプや観葉植物とかはOK。
遠近法を利用して配置すれば簡単に部屋を広く見せられます。
すぐにできるので試してみましょう。
③明るい色を使う
白などの明るい色をうまく使うことで、部屋を広く見せることができます。
人は暗い場所よりも、明るいところを広く感じると言われています。
特に白は最も明るく圧迫感を感じにくい色なので、部屋の壁や天井などのベースに最適。
だから壁や天井は白いことが多いんだね。
逆に赤などの暖色は進出色といって、迫ってくるように感じる色。
気をつけて使おう。
家具や建具の色で迷ったら、白などの明るい色をベースに選びましょう。
上(天井)にいくにつれて明るい色にする
- 押さえつけらている印象
- 実際より天井が低く見える
- 広く見せたリビングなどには不向き
- 囲まれる安心感があるので寝室などには向いている
- 視線が上に誘導される
- 天井が高く見え広々した印象
- 抜け感が開放感を生む
- 地面が暗いので安定感がある
地面に近いほど重く(暗く)、上にいくにつれて軽い(明るい)色にすると、人間は圧迫感を感じにくいです。
家具選びでも雑貨を飾る時でも、「明るい色を上に」「暗い色を下に」配置しましょう。
マンションを選ぶ際や、家を建てる際に参考にしてみて!
④フォーカルポイントを作る
【フォーカルポイントなし】
【フォーカルポイントあり】
フォーカルポイントを部屋の奥に作ることで、広く見せられます。
- フォーカルポイント
-
視線が集まる場所(モノ)
例:照明、アート、植物など
上の写真を比べると、間接照明がある部屋は奥行きを感じませんか?
フォーカルポイントになっている照明の効果で視線が奥に誘導され、広く見えています。
あえて見せ場を奥に作るんだね。
ファッションで言うと、上半身にポイントを持ってくることで背が高く見えるよね。
部屋の奥にフォーカルポイントを置いて、奥行きのある空間を作りましょう。
⑤抜け感のある家具を選ぶ
【扉ありの収納】
【オープンラック】
抜け感がある家具を選ぶと、部屋の圧迫感を軽減できます。
上の写真を見ると、オープンラックは圧迫感を感じにくいですよね。
もう1つ例を紹介します。
【脚なしの家具】
【脚付きの家具】
同じ高さのチェストですが、脚付きだと軽い印象になります。
地面との間のに隙間があることで、圧迫感が軽減されるからです。
でも、なるべく背の低い家具がいいんだよね?
脚付きだと高くなるんじゃ……
高さが同じくらいで迷ったら、脚付きを選ぼう!
脚が付くことで背が明らかに高くなるなら、やめておこう。
部屋全体の圧迫感を軽減するにはどの家具がベストなのか、考えながら選ぶと失敗しません。
抜け感のある家具を選んで、圧迫感のない部屋を作りましょう。
ワンルームでも部屋が広く見える家具や雑貨を紹介
どんな家具や雑貨を置けば圧迫感を軽減できるのか、具体例を紹介します。
実際に家具を選ぶ際に参考にしてみてください。
特にワンルームなどの狭い部屋の人向けで紹介するね。
ソファ:アームレスで圧迫感を軽減
肘掛けがないので圧迫感を感じにくいソファです。
他にも、
- 白
- ロータイプ
- 脚付き
今回解説したポイントをおさえています。
ソファは部屋の主役となる存在感が強い家具。
可能な限り圧迫感が少ない物を選びましょう。
ベッド:可能な限りロータイプがおすすめ
ベッドは最も面積が大きい家具です。
可能な限り背が低いタイプを選びましょう。
トレンドでもあるすのこベッドはその典型。
収納付きは魅力的ですが、部屋を広く見せたい場合はおすすめしません。
カーテン:白に近い色は部屋が広く見える
カーテンで重要なのは色です。
白に近く、明るい色がおすすめです。
真っ白は味気ない……
という人は、薄いベージュやグレーを選びましょう。
照明:背の高いフロアランプは視線が集まる
手軽に高い位置に光源を作れるフロアランプは、フォーカルポイントを作るのにおすすめです。
部屋の対角線の角に置けば視線が奥に誘導され、奥行き感が生まれます。
また、背が高いので目線が上がり、さらに部屋を広く見せる視覚効果も期待できます。
部屋の雰囲気も格段の良くなるので、おすすめのアイテムです。
収納(棚):抜け感のあるオープンラック
収納選びで重要なのは抜け感です。
正面、側面、背面全てオープンなラックを選ぶと、かなり軽い印象になります。
逆に物が散らかりそうで嫌だという人は、壁の色に近い収納を選びましょう。
ポスターやアート:目につく場所に飾るとフォーカルポイントに
ポスターやアートもフォーカルポイントになるので、部屋を広く見せる効果が高いです。
なるべくドアの対面の壁など、よく目につく場所に飾りましょう。
飾りすぎは逆に圧迫感を生むので注意してください。
鏡:部屋が続いているように見える
鏡は部屋を広く見せる視覚効果が最も高いアイテムの1つです。
空間が続いているように見えるので、圧迫感の軽減どころではありません。
また、光を反射して部屋全体を明るくしてくれるので、相乗効果で部屋を広く見せてくれます。
ワンルームなどの狭い部屋ほど効果が高いので、ぜひ置いてみましょう。
家具はレンタルやサブスクで準備するのも1つの手段
家具はレンタルを使うとお得に準備できる可能性が高いです。
しかも最近はサブスクの出現で、スマホ1つで家具をレンタルできる時代。
手間もコストも節約して家具をゲットできます。
- 一定期間なら買うより安い
- 初期費用をグッとおさえられる
- お試しができて家具選びに失敗しない
- 引っ越しや処分の手間がかからない
例えばソファを部屋に置いたけどイメージと違った!
となっても返却できるから最小限のダメージですむよ。
家具は一度買ったら取っ替え引っ替えできないもんね……
興味がある人は下の記事にまとめているので、ぜひご覧ください。
まとめ:部屋を広く見せるのは簡単
今回は部屋を広く見せる方法に関して、まとめてきました。
以下の5つのポイントをおさえてもらえれば、ワンルームのような狭い部屋でも広く開放的な空間を作ることができます。
どれも基本的な内容ですが、僕が実際にコーディネートしていて使える方法ばかりです。
ぜひあなたの部屋で試してみてください。
開放的な部屋でゆっくりとくつろげる毎日が待っています。