- 家具配置が想像できないから、3Dシミューレーションできるアプリを使いたい
- 一時的にしか使わないし、無料でおすすめがあれば知りたい
- スマホでかんたんに操作できるアプリがいい
アプリをストアで検索したら、たくさん出てきて……
どれを選べばいいか分からなかった。
英語表記も多いしね。
最近の3Dアプリは優秀なものが多いよ!
とは言うものの、全ての無料3Dアプリが誰でも簡単に使えるワケではありません。
言語が対応しておらず操作性が低かったり、無料だと十分にシミュレーションできないもの多くあります。
この記事を書いた人
- 現役インテリアスタイリスト
(年間200部屋作成) - 家具家電・インテリア業界10年目
(元有名インテリアショップVMD担当) - 家具家電レンタル・サブスク専門家
(当ブログで50以上専門記事を執筆)
そこで今回は、家具のプロである筆者が、数多くあるアプリの中からおすすめを2つに厳選しました。
インテリアに興味を持ちはじめたばかりの人でも使いやすい、無料アプリをご紹介します。
無料アプリでも十分シミュレーションできる!
自分の頭の中だけで家具の配置やインテリアのバランスを整えるのは、プロでも難しいです。
家具を勢いで買って後悔しないためにも、ぜひ3Dアプリを試してください。
記事の後半では3Dシミュレーションに加えて、家具選びで失敗するリスクをさらに下げる方法もお伝えします。
この記事を読んで、納得のいく家具に囲まれた快適な暮らしをスタートさせましょう。
記事を読む前に!
実は家具を手に入れる方法は購入だけではありません。
家具もレンタルやサブスクで借りる時代。
買うよりもコストと手間をおさえて、理想の家具を部屋に置けます。
選択肢として知らないのはもったいない!
ぜひチェックしてみてください。
部屋のレイアウト・家具配置シミュレーションアプリで無料のおすすめはこの2つ
おすすめは『ルームプランナー』と『Roomle 3D & AR』です。
下記の基準に照らし合わせて、数多くあるアプリの中からプロ目線で厳選しました。
評価基準
- 【料金】・・・無料版の有無、有料版との差
- 【視認性】・・・日本語対応、パッと見の分かりやすさ
- 【操作性】・・・スマホでの直感的な操作性、慣れるまでの時間
- 【精度】・・・画質、細かい機能の幅、アイテムの種類
僕はインテリアスタイリストという仕事柄、無料から有料のものまで、数多くの3Dシミュレーションソフトを使っています。
プロ目線で本音を言うと、無料版で完璧なアプリはまだ存在しない……
しかし、今回紹介する2つは、インテリアに興味を持ち始めた人が、一時的に使う分には申し分ないクオリティだと思っています。
それぞれメリット・デメリットが存在し、どちらがおすすめかは変わります。
特徴を把握して、どちらが自分の目的に合っていそうか、検討してみてください。
ルームプランナーの特徴:家具や雑貨のサイズを変更可能
メリット | デメリット |
---|---|
直感的な操作性 ニトリとIKEAの家具がおける 2D、3D両方の間取り図制作が可能 家具だけでなく雑貨や内装も幅広いラインナップ アイテムのサイズや色を変更できる 3D画面で編集可能 3枚まで高画質画像を出力 15部屋まで保存可能 iOS、Android、パソコン対応 | 有料プランの広告が邪魔 無料版は部屋のサイズが微調整できない(50cm単位) その他の機能も無料版は制限が多い AR機能なし |
ルームプランナーは直感的な操作性に長けた、無料とは思えないクオリティの3Dアプリです。
IKEAの家具をはじめ、雑貨や内装のラインナップも豊富。
他無料アプリではできないことも多い、アイテムのサイズ変更や複数保存の可能です。
右上の写真、すごく綺麗だよね!
無料版だと3枚まで高品質画像を出力できる。
弱点として、無料版では部屋のサイズの微調整ができません。
とはいうものの、50cm単位では可能なので、少し余裕を持った設計で部屋を作りましょう。
Roomle 3D & ARがAndroidが使えないため、Androidの人は迷わずルームプランナーをおすすめします。
ルームプランナーを利用して、サクッとシミュレーションしてみましょう。
Roomle3D&ARの特徴:部屋のサイズを細かく変更可能
メリット | デメリット |
---|---|
部屋のサイズを調整可能 IKEAの家具がおける 2D、3D両方の間取り図制作が可能 広告がほとんどない AR機能対応 豊富なアイテム | Android、パソコン非対応 家具のサイズが変えられない 無料版は1部屋しか保存できない 家具の回転が少し面倒くさい 3Dの状態で編集ができない 一部英語表記 |
様々な章も受賞している、世界中で人気の家具アプリです。
日本語に対応しており、操作も難しくありません。
1時間も触っていれば慣れると思います。
2D、3Dでの視認性も抜群で、他のアプリに多い面倒な広告表示がないもの評価ポイント。
ルームプランナーではできなかった『部屋のサイズの微調整』ができる!
ルームプランナーに劣る点は、Androidとパソコンに対応していないのと、家具のサイズが変更できない点。
デバイスが限られ、自分が買いたい家具と類似品がない場合、シミュレーションの精度が落ちてしまいます。
しかし、AR機能はじめ、そのほかの機能性や品質が高いので、iPhoneなどiosの人はぜひ検討してみてください。
部屋のレイアウト・家具配置シミュレーションアプリとは?
- 家具や雑貨の配置シミュレーションを【2D・3D】でできる
- 2Dは平面的で間取り図のように俯瞰から見れる
- 3Dで実際に見ているように立体的に目視できる
- 3Dは家具の高さや色、質感など2Dでは確認できない部分の確認が可能
3Dシミュレーターアプリとは、頭の中では整理できない部屋のイメージを、仮置きして確認できるアプリです。
3Dアプリは失敗しない部屋作りの最重要ツール!
なぜ部屋を作る際に3Dアプリが重要なのかというと、何度でもやり直しができて、失敗がなくなるからです。
よくインテリアは洋服のコーディネートに似ていると言われますが、大きく違う点があります。
- 簡単に試せない
- 取っ替え引っ替えできない
- 組み合わせの要素が多く複雑
- 頭の中だけで想像が難しい
これらの問題を全て解説してくれるのが、3Dシミュレーターです。
3Dでシミュレーションすることで、インテリア初心者の人が家具の選び方や配置で失敗するリスクを最小限にできます。
相性を目視で確認することが重要
- 家具同士
- 家具と雑貨
- 家具と床
3Dアプリはインテリアの相性を『目視で』確認することができます。
相性を頭の中だけで考えるのは難しく、平面的な2Dでも不十分です。
色や材質などを目で見て確認して、取っ替え引っ替えできれば失敗するリスクは下がります。
洋服を試着するイメージだよ!
相性を目視で確認することが重要です。
「そもそも相性を判断できるセンスがないんだけど…」
と言う人はインテリアセンスを磨くための記事や、配色のコツもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
家具配置はインテリア初心者には難しい
家具配置は実は、プロでもかなり難しいです。
相性は感覚的なセンスですが、その部屋にベストな家具を配置するには、空間認識能力が必要になります。
空間上で物体の位置や状態(形状、方向、大きさ)、位置関係を正確に認識する能力
「この部屋にはこんな家具が、このくらいの量、こういった感じで置けるよね」
というのを頭の中で構築できるかってことです。
難しいよね!
かんたんにできないのが当たり前。
向き不向きも大きいでしょうし、身につけようと思うと中々大変です。
この問題も、3Dシミュレーターが解決してくれます。
なんとなくお店に行って大きい家具を買うのは、高い確率で失敗するので注意してください。
部屋のレイアウト・家具配置シミュレーションはどれを選ぶべき?
- 無料版がある
- 2D&3D対応
- 直感的な操作性と品質
- 豊富なアイテム
2つのアプリを紹介しましたが、どちらがあなたに合っているのか、整理しましょう。
どっちも優秀だけど……
より合っているほうを選びたい。
各アプリにおすすめな人を整理したよ!
しっかりと確認して、どちらが自分に合っているか検討してください。
ルームプランナーがおすすめな人
- Androidユーザー(iOSも可)
- 部屋のサイズはざっくりでもOK
- 家具のサイズを変更したい
- 広告は閉じればいいだけだから気にならない
Androidの人はルームプランナー、一択でOKです。
個人的には家具や雑貨のサイズを変更できるメリットが大きいので、ルームプランナーが使いやすくおすすめ。
上記に当てはまりそうな人は、ルームプランナーをまず使ってみましょう。
Roomle3D&ARがおすすめな人
- iOSユーザー(Android負荷)
- 部屋のサイズを微調整したい
- 広告表示が嫌い
- 家具自体のサイズは変えれなくてもOK
部屋のサイズを細かく変更したい人はRoomle3D&ARです。
ルームプランナーとの違いを把握してどちらが良いか決めてください。
どちらもダウンロードしてすぐ使えるので、両方使ってみて考えてもいいかもしれません。
パソコン用でおすすめの部屋のレイアウト・家具配置シミュレーション
無料ならスマホアプリでもおすすめなルームプランナーか、一流家具ブランドカリモクの人気が高いです。
有料なら3Dマイホームデザイナーがおすすめ。
ただ、よほどクオリティを求めない限り、無料のスマホアプリで十分!
特に無料ツールに関しては、パソコンよりスマホアプリが進化しています。
仕事のプレゼンなどで使うなら有料ツールをおすすめしますが、自宅用なら無料ツールを使いましょう。
家具配置シミュレーションに加えてレンタルで試すと失敗しない
- お試しができて家具選びに失敗しない
- 一定期間なら買うより安い
- 初期費用をグッとおさえられる
- 引っ越しや処分の手間がかからない
家具レンタルやサブスクを利用すれば、部屋づくりで失敗するリスクをおさえることができます。
特に短期間であれば買うより安くレンタルできるので、一度部屋に置いて試すことも可能。
取っ替え引っ替えできなければ、一度部屋で使ってみればOK!
たしかに、一度試せば失敗しないね。
3Dシミュレーションではソファの座り心地や、デスクの使いやすさまでは分からないですよね。
シミュレーションして一度レンタルで使ってみることで、失敗するリスクを最小限におさえることができます。
部屋づくりには家具を買う以外の選択肢もあるので、ぜひ検討してみてください。
家具配置の3Dアプリに関するよくある質問
まとめ:無料の家具配置シミュレーションで失敗しない部屋づくりをしよう
3Dシミュレーションアプリを使えば、インテリアに興味を持ち始めたばかりの人でも、失敗せずに部屋を作れます。
特にこの記事で紹介したRoomleとルームプランナーの2つは、無料アプリの中でもトップクラスのクオリティです。
この記事を参考に、メリット・デメリットを把握した上で、自分に合ったアプリを選んでください。