間接照明って置くだけで部屋がおしゃれになりそうだけど……
- 自分の部屋にどんなタイプの照明が合うのか分からない
- 具体的な置き方を分かりやすく教えてほしい
- 置くだけで部屋がおしゃれになるおすすめの照明を知りたい
こんな風に考えていませんか?
確かに間接照明は置くだけで部屋がおしゃれになる、インテリアのマストアイテムです。
ですが、ほとんどの人が正しい置き方を知らないので、その効果を最大限発揮できていません。
置き方でそんなに変わるの?
今から紹介する5つのコツを実践すれば、これだけ変わるよ!
どうでしょうか?
コツを実践している部屋は、メリハリや奥行き感を感じますよね。
この記事を書いた人
- 現役インテリアスタイリスト
(年間200部屋作成) - 家具家電・インテリア業界10年目
(元有名インテリアショップVMD担当) - 家具家電レンタル・サブスク専門家
(当ブログで50以上専門記事を執筆)
僕は年間200部屋以上コーディネートする現役のインテリアスタイリストです。
今回は数多くある間接照明のテクニックな中でも、絶対に知っておいてほしい5つのコツを厳選して解説します。
実践してもらえば、上で見せた写真のようなおしゃれな部屋を作ることができます。
また、コツだけでなく、
- リビング
- 寝室
- 一人暮らし
など、シーン別での置き方やおすすめの照明も紹介。
工事などが必要な手間とお金がかかる方法は除外!
安くてすぐできる方法に絞って紹介するよ!
この記事を読むだけで間接照明の知識は十分得られますし、劇的に部屋をおしゃれにすることができます。
インテリア初心者の方にも分かるように解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
記事を読む前に!
実は家具や照明を手に入れる方法は購入だけではありません。
家具もレンタルやサブスクで借りる時代。
買うよりもコストと手間をおさえて、理想の家具を部屋に置けます。
選択肢として知らないのはもったいない!
ぜひチェックしてみてください。
間接照明の置き方コツ5つ
早速、間接照明の置き方のテクニック5つを紹介します。
最低限これだけ覚えれば大丈夫!
1つずつ解説していきます。
①天井照明の明かりを抑える
まずは天井照明の明るさをおさえましょう。
天井照明が強すぎる場合、いくら間接照明を置いたところで無意味です。
部屋をおしゃれに見せてくれる、明暗の差や適度な陰影が生まれないからだよ!
確かに真上の照明が強すぎると、かき消されそう…
光量を落とす方法は3つあります。
- 調光(光の明るさを調節)できるタイプの照明を選ぶ
- 部屋の広さに対して光量が弱い照明を選ぶ
- 天井照明をつけない
ちなみに間接照明だけでも十分に生活は可能です。
上の3つのどれかの手法で、天井照明の光量を落とすところから始めましょう。
②生活に必要な場所が最優先
優先すべきは「自分の生活に必要な場所」です。
- ベッドサイド
- よく座るソファの近く
- デスクなど作業場のそば
など、手元に明かりが必要となる場所が第一候補です。
つまり、生活をする上で、
「ここに明かりがないと困る」
という所ですね。
雰囲気も大事だけど、まずは自分の生活を思い浮かべてみて!
意外とみんな忘れるポイント。
生活しにくいと元も子もないよね。
まずは自分の生活に必要な場所を配置候補にしましょう。
③部屋の入口から1番遠い角に置く
間接照明のメリットを1番活かせる場所が、
「部屋の入口から1番遠い角」です。
四角い部屋なら対角線の角!
理由は、
- 光は視線を集める
- 奥に視線を誘導することで奥行きを生み出す
- 角に置くと壁二面に反射して光を有効活用できる
部屋の角はメリットが多いね。
部屋の角に置くなら背の高いスタンドタイプの照明がおすすめ
この部屋でも置いてるね!
背の高い照明は、視線を高い位置に誘導できるので、より奥行きを感じ部屋を広く見せられます。
高さを出せるなら小さい照明でもOKです。
迷ったらとりあえず部屋の入り口から遠い角に置きましょう。
④壁に反射させる
壁際に間接照明を置き、壁に反射させましょう。
そうすることで明るい所の面積が増え、光を有効活用できます。
平坦な普通の壁に明暗の差が生まれるよ!
つまりメリハリが出る。
間接照明は部屋にメリハリを生むためにあるんだね。
壁に反射させるならウォールランプもおすすめ
白い壁を照らすと部屋が広く見える効果もあります。
また直視すると眩しいタイプなどは壁に向けると軽減できますよ。
部屋の角に置けば壁2面に反射するから更におすすめ!
壁際に間接照明を置くことで壁に反射させ、空間にメリハリを作り出しましょう。
⑤見せたいものに光をあてる
「お気に入りアイテム」や「見て欲しい場所」に光を当て、視線を集めます。
- アート、写真
- 観葉植物、ドライフラワー
- ディスプレイにこだわった雑貨
見て欲しい箇所に視線を集め、見て欲しくないところは隠せます。
その結果、良いところだけが目立つので、その部屋が持つ力を最大限発揮できます。
またアイテムに光を当てると影が強調され、よりメリハリのある空間になります。
光をあてる角度とかも試行錯誤してみて!
壁に投影させたりしてもいいかも。
他の雑貨と組み合わせて1つのディスプレイとして考えましょう。
雑貨の飾り方に関してはこちらの記事でまとめているので、ぜひ読んでみてください。
置き方のコツまとめ
以上、5つが間接照明の置き方のコツです。
最初の部屋の画像と照らし合わせて振り返ってみましょう。
- 天井照明の明かりをおさえる
- 生活に必要な場所が最優先
- 入口から遠い角に置く
- 壁に反射させる
- 見せたい物に光をあてる
どれも簡単かも。
基本だけど効果が高いものを厳選したよ!
できるところからチャレンジしてみて。
間接照明を置くと部屋がおしゃれになる理由
間接照明を置くと部屋がおしゃれになる理由は、「メリハリ」です。
空間に「メリハリ」が生まれて部屋がおしゃれになる
例えば映画や音楽ってずっと一定じゃ無いよね!
盛り上がるシーンやサビがあるから楽しい。
これがメリハリ。
確かに。
ずっと同じテンションの映画は嫌だ…
インテリアも同じで、配色や物量などでメリハリをつけるとおしゃれに見えます。
空間にメリハリをつけるのに1番簡単なのが「間接照明」というわけです。
間接照明を置くと空間にメリハリが生まれる理由は4つあります。
- コントラスト(明暗の差)が生まれる
- 見せたいものに視線を集められる
- 見せたくないものを隠せる
- 奥行きが生まれ部屋が広く見える
コントラスト(明暗の差)が生まれる
間接照明は光と影のコントラスト(明暗の差)で、メリハリを生み出します。
逆に、明暗の差が少なくメリハリに欠けるのが、「天井に大きな照明1つしかない部屋」です。
日本の住宅、特にマンションに多いよね!
確かにほとんどが丸い天井照明1つだよね。
上の写真のような部屋は、明暗の差や光の強弱が無く、フラットな状態です。
間接照明で明暗の差を生み出すことで、メリハリを作ります。
海外のインテリアが強い光源を使わない理由
欧米など海外のインテリアでは、強い光源の照明を使うことは少ないです。
外人さん(特に青い目の人)って良くサングラスかけてると思わない?
おしゃれのためでしょ?
実は本当にまぶしいらしい。
日本人に比べて目の構造上、強い光を嫌うそうです。
なので海外のインテリアでは、部屋の中で強い光源は使わずに、間接照明を多用している場合が多いです。
もちろん、海外インテリアがおしゃれに見える理由はそれだけではありませんが、間接照明が要因の1つなっているのは間違いないです。
この点からも、光の明暗の差(コントラスト)がおしゃれなインテリアに重要であることが分かります。
見せたい物に視線が集まる
間接照明は見せたいものに視線を集めることができ、空間にメリハリを生み出します。
おしゃれな部屋は見るべき「フォーカルポイント」が明確なのでメリハリがあります。
フォーカルポイント
=視線を集める、パッと目に入る場所
・お気に入りのアートや写真
・雑貨のディスプレイ
・観賞植物やドライフラワー
光は視線を集める効果があるので、フォーカルポイントの強化に最適です。
スポットライトを想像して貰うと分かりやすいよ!
目がいくよね。
見るべき場所があるとメリハリが生まれるんだね。
見せたい場所を間接照明で照らす事で更に視線を集め、メリハリを作り出しましょう。
見せたくない物を隠せる
見せたい物に視線が集まるとは、逆に言うと見せたく無いものから視線を逸らせます。
例えば
- エアコンなどの家電
- コンセント周りの配線
- 配色がごちゃごちゃ
- 生活感丸出し
こんな場所は見せたく無いですよね。
でも何もしないと、逆に見て欲しくない場所に目がいってしまいます。
だから見てほしいところに間接照明を置いて、目線を逸らす!
逆の発想。
間接照明で見て欲しいところを照らして、見て欲しくない場所から目線を逸らしましょう。
奥行きを生んで部屋が広く見える
部屋は奥行き感があると、メリハリが生まれ広く見えます。
光が視線を集める特性を利用して部屋の奥に光源を置けば、そこまで自然と視線が導かれ奥行きがあるように感じます。
奥行きが生まれるとメリハリだけでなく、部屋が広く感じる効果もあるので一石二鳥です。
つまりフォーカルポイントを奥に置くと部屋は広く見える!
部屋の角に置くと良い効果ばかりだね。
間接照明で奥行き感を出せばメリハリのある空間になります。
一人暮らしの間接照明の置き方
一人暮らしむ向けの間接照明の置き方や、コスパが良いおすすめの照明を解説します。
1Kやワンルームの部屋は、基本的に今回紹介した置き方のコツでOK!
- 天井照明の明かりをおさえる
- 生活に必要な場所が最優先
- 入口から遠い角に置く
- 壁に反射させる
- 見せたい物に光をあてる
特に「③入口から遠い角に置く」は部屋が広く見えるので、狭い部屋には効果絶大です。
一人暮らしの人は今回の記事の置き方を参考に,、間接照明を置いてみてください。
一人暮らしの人こそ間接照明を置くべき理由
一人暮らしの人こそ間接照明を置くべきです。
特にワンルームや1Kの部屋では間接照明は効果を最大限発揮できます。
- 狭い空間は少ない数の照明で雰囲気を出せる
- 自分の必要な場所だけに置ける
- 自分に必要な明るさがあればOK
確かに家族や同居人がいると好き勝手にはできないよね。
一人暮らしこそ間接照明!
自由にできる「今」を存分に楽しんで、最高に居心地が良い部屋を作りましょう。
一人暮らし男性におすすめの安い間接照明
一人暮らしの男性におすすめの間接照明を紹介します。
価格が安くて、おしゃれな間接照明をプロ目線で選んだよ。
一人暮らし女性におすすめの安い間接照明
女性の一人暮らし向けでも選定しました。
安くておしゃれな照明といえばIKEAの照明!
リビングの間接照明の置き方
リビングの間接照明も基本的には今回の置き方でOKですが、1つだけ注意点があります。
ダウンライトが複数ある場合は、間接照明は最小限でOK!
ダウンライトって天井に埋め込まれてるやつ?
そうだよ!
ダウンライト自体が間接照明の代わりになってることがほとんど。
その場合は、間接照明はなくても十分な光量と雰囲気を作れているはずです。
追加で置くとすれば、背の高いスタンドライトを部屋の角に置くのをおすすめします。
インテリアのバランスがよくなりますよ。
この記事で紹介している置き方をベースに、ダウンライトがある場合だけ注意しましょう。
リビングにおすすめのおしゃれな間接照明
リビングにおすすめの間接照明を紹介します。
背の高いフロア(スタンド)ライトを中心に選んでいます。
寝室の間接照明の置き方
寝室の間接照明の置き方を解説します。
寝室はベッドサイドに1~2つが基本です。
基本的には寝る場所ですので、数を増やすのは利便性の面でおすすめしません。
スタンドライト1本か、サイドテーブルの上に テーブルランプを1つ置きましょう。
お金に余裕がある人は、埋め込み式や工事施工タイプでも。
その場合は専門店に駆け込んむのが良さそう…
寝室には1~2本の間接照明を最小限で置きましょう。
寝室におすすめのおしゃれな間接照明
寝室におすすめの間接照明を紹介します。
枕元やサイドテーブルに置きやすい、コンパクトなものを中心に選びました。
さらにコードレスやリモコン式だとさらに使いやすくなります。
プロおすすめの間接照明
年間200部屋以上コーディネートする筆者がおすすめする、間接照明を紹介します。
どの部屋でも使いやすいタイプを厳選したよ!
選ぶの面倒だから、この中からサクッと選べばいいかも。
おすすめ①スタンドタイプの照明
おすすめの1つ目はスタンドタイプのフロアランプです。
基本的には背の高いタイプをおすすめします。
- 光源が高い位置にあるので、視線を集めやすい
- 角に置くと部屋が広く見える
- 線が細いので部屋を圧迫しない
おすすめ②コードレスタイプの照明
おすすめの2つ目はコードレスタイプの照明です。
ポータブルライトとも言います。
- コンセントの位置で置き場が左右されない
- コードがないので部屋がスッキリおしゃれに見える
- アウトドアや防災など用途が広い
おすすめ③照明をレンタルしてみる
実はインテリア用の照明も個人レンタルできます。
照明は部屋に置いて、点灯させてみないと分からない場合も多いですよね。
レンタルやサブスクであれば買うより安く一定期間レンタルできます。
かんたんに返却できるので引っ越しや処分の手間もかかりません。
最近は家具家電のサブスクの出現で、かなりおしゃれな間接照明をレンタルできる!
失敗するのは嫌だから、借りてみるのもありかも。
- 短期間なら買うより安い
- 月々払いで初期費用が安い
- おしゃれな照明が多数
- 処分や引っ越しの手間がかからない
シーリングライトからデスクライトまで、幅広い照明をレンタルできます。
インテリア用の照明レンタルの記事はこちら。
家具のサブスクに興味がある人はこちらの記事をご覧ください。
まとめ:間接照明の置き方で部屋は変わる!
今回は部屋を簡単におしゃれにする間接照明の置き方を紹介しました。
【おしゃれになる理由】
- 明暗の差でメリハリを生む
- フォーカルポイントが強化する
- 見せたくないものから視線を逸らす
- 奥行きと立体感を生む
- 部屋が広く見える
【効果的な置き方】
- 天井照明の明かりを抑える
- 生活に必要な場所に最優先に置く
- 置くならまずは入口から遠い角
- 壁に反射させる
- 見せたいものに光をあてる
今回はインテリア初心者の方に向けて、「簡単な」置き方のコツをご紹介しました。
インテリアの照明はまだまだ奥が深いので、興味を持たれた方はぜひ勉強してみてください。
間接照明以外の部分にもこだわれば、部屋はもっとおしゃれになるよ!
当ブログではインテリア関連のさまざまな情報を発信しているので、ぜひあわせてご覧ください。